ジャバラ

ジャバラとは?

ジャバラは漢字で書くと蛇腹です。

蛇のお腹のように伸縮自在な筒状のカバーだと考えてください。
稼働箇所をその自在な形状で保護するカバーとしての役割で使用されています。

ジャバラの使用目的


・防塵

・雨、泥よけ

・薬液

・熱、火花からの保護

・安全対策(挟みこみ事故防止) など

ジャバラの形状

丸形状、四角形状、ファスナー付きなどがあります。


小さいものではバイクや自動車の部品として、大きいものでは電車の連結部もジャバラとなります。

有恒商会では、ジャバラの設計から試作・量産まで対応しています。

また、自社工場で短納期対応実績もございます。

「ジャバラの製作を頼みたいけど、どのような仕様がベストなのか相談したい」

「リードタイムを短くしたい」

という方は、ぜひご相談ください。

 

ジャバラの材質について

・クロロプレンゴム ジャバラ

縫製ジャバラの材質の中では、安価でよく使われる材質です。

国内の一般的な気温環境下であれば問題なく使用可能です。

・シリコンゴム ジャバラ

クロロプレンゴムジャバラでは耐えることができない、低温環境での使用が可能です。
発塵性も低いため一部クリーン環境でも推奨できます。
(低発塵であり、無発塵というわけではございません)

・ジンテックス (ジェンテックス)ジャバラ

ジンテックス(ジェンテックス)は、アラミド繊維という耐熱・せん断・摩耗性に優れた基布にアルミを貼り付けた高温遮熱性のある生地です。
消防士の服にも使われています。

火の粉が飛び散る環境や、高熱環境で使用可能です。

・フッ素ゴム ジャバラ

耐熱、耐寒、耐薬品に優れています。

・多孔質PTFE ジャバラ

耐熱は315℃~-240℃の環境下での使用が可能です。
また、耐薬品性にも優れており高温高圧のフッ素ガス、溶融アルカリ金属、重合性モノマー以外のすべての流体に耐えることができます。
無発塵のためクリーンルーム内や半導体製造装置でも使用可能です。

 

 

ジャバラの製造方法

・成形(ゴム、樹脂)


数量が多い場合に適しています。
イニシャルコストで金型費が発生しますが、量産になれば比較的安価での製造が可能です。

ゴム製の成形ジャバラは「ゴムブーツ」「ジョイントブーツ」「ベローズ」

などと呼ばれることもあります。

・切削(樹脂)


樹脂丸棒からの切削ジャバラです。
非常に高値ですが、細かい設計もでき成形よりも精密な寸法にて製造することができます。

・縫製(ゴム、樹脂)


細かい設計変更が可能で、1個から製造可能です。

切削や成形ジャバラと比較すると、寸法の精密さは劣りますが、安価に製造することができます。

縫製ジャバラの設計ポイントは、コラムにも書いています!

主要納入先

・産業用機械 製造メーカー

・鉄道車両メーカー

・半導体装置メーカー

・セメント製造メーカー

問題解決事例

ジャバラの短納期対応実績、多数あります!

お困りの際はぜひお声かけください。

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